医療法人きずな会 さめじまボンディングクリニック :産科・婦人科・美容外科・形成外科・心理カウンセリング

ごあいさつ

産んだらどうして離れ離れにならなければならないの?

鮫島院長PHOTO

 これまで産婦人科はこの質問に答えてきませんでした。いや、質問すら出なかったと言っていいかもしれません。夫婦にとって大切な家族が増えるのに、実家へ里帰りし夫婦離れ離れになったり、お産のときに横についていることを拒否されたり、ママが赤ちゃんを産むと上のお子さんたちはしばらくおばあちゃんの家に預けられて家族が離れ離れになったり・・・。


 そもそも赤ちゃんは誰のために、何のために産むのでしょうか?命を懸けて大切な命を産み出す、そして初めての子育て経験を試行錯誤しながらひとりでやっていく、肉体的なまた精神的な労苦は計り知れないものがあります。またその苦労以上に、赤ちゃんが生まれたことで味わう感動や驚き、喜び、幸せ感を家族が一緒に味わえないとしたら何と残念なことでしょう。


 小さな子供たちにとって愛情深い両親に見守られて育つこと以上に素晴らしいことはありません。これこそがボンディング形成の基本単位であり、物質的な豊さ以前に子供のために整えるべき環境の中で最優先すべきものであり、教えていくべきことであると思います。父と母が信頼し合っている家庭で育つ子供は、人を信頼する心、愛する心を家庭でしっかり身につけることにより、人生を肯定し、その後の人生において安定した幸福な人間関係を築いていく事ができる様になります。そしていつかその子が家庭を築いた時、良い連鎖を生み出し、ボンディングはさらにその子供に、脈々と受け継がれていくことでしょう。


 当院は単なる産院ではなく、Bonding(きずな作り)をテーマにしてこの産んだらどうして離れ離れにならなければならないの?という命題に挑戦していきたいと思います。地域にあってひとしずくの貢献がきっと日本のお産への取り組みを変えることを信じてスタッフ一同地域医療に精進します。ただ看板にボンディングという文字を掲げるのも、このような概念を打ち出すのも日本で始めてであり、おそらくわたしたちスタッフの取り組みは非常に困難な船出であることは間違いありません。時には暗礁に乗り上げたり迂回することを余儀なくされることも多々あると思います。温かい目で見守っていただきたいと願っています。


 当ホームページに「当院が目指すもの」を整理して7項目掲げています。これは大切にしたい順番で書いてあります。

 わたしのやりたいことにご理解を示し、先祖代々守り続けてこられたこのきれいな澄み切った青空と、肥沃な土地を提供してくださった地域の皆様に心から感謝します。と同時に、この大切な土地を決して悲しみの血で汚さないように努力していきたいと決心しています。特別な理由がない限り決して妊娠中絶には手を出しません。また、スタッフ一同タバコは一切吸いません。きれいな心と環境を保ち、あくまでも命を生み出すことに力を注ぎたいと思います。施設を利用される患者様方、ご家族の皆様方にもご理解いただきご協力いただきたいと存じます。


 また妊婦さんたちには申し訳ありませんが、妊娠を目指している方々、流産したり、死産して辛い経験をなさった方々、子宮筋腫や子宮内膜症、更年期障害などの病気と戦っておられる方々を大切にします。気兼ねなく自分のクリニックとして入ってくることができ、肩の荷が少し軽くなり、心に癒しを受けられるようなそんなクリニック作りがわたしたちスタッフの2番目の目標です。希望を決して失わず、喜びの日が必ずやってくると信じて、ゴールまで一緒に歩いてあげたいと思います。


 以下、当院は妻と夫、親と子、医療サイドと患者様のボンディング(きずな)を強めることに主眼を置いてさまざまなサービスを提供していきます。またスタッフ同士のボンディングにも心を配っていきます。新しい建物はそれだけで注目されますが、わたしたちの目指しているものは建築設備面の充実ではなくソフト面で満足していただくクリニック作りです。けっして驕らず背伸びせず、手に余ると判断したときは躊躇なく、これまで培ってきた信頼できる医師たちとの連携により近隣の有能な専門医や高次医療施設を誠意を持ってご紹介したいと思っています。ご理解の上、ご支援のほど心からお願い申し上げます。


開院に当たり

さめじまボンディングクリニック院長
鮫島 浩二