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'09年9月8日開催の眼科医講演


9/8に行われた池田内科眼科クリニックの池田ふじ代先生による眼科医講習の内容です。


「人間の視力は7歳までに決まります。視力はだいたい1歳で0.2、3歳で0.5、7歳で1.0(大人と同じ視力)です。
視力は生まれつき備わっているものではなく、育てるものです。
いろいろなものを見る経験が視力を育てる、と先生はおっしゃっていました。


産まれてから最初に視力を測る機会は3歳児健診です。健診前に家に検査表が届きます。
そこで視力が0.5以下かもしれないと思ったとき、この子は見えてないのではなく答えないだけだと放置せずに、眼科に相談したほうがいいです。
次に視力を測る機会は7歳までありません。7歳を超えてから視力をあげようと努力しても難しいので、そのときに気付いたのでは遅いそうです。
今回お話いただいたのは弱視の件です。弱視は眼鏡やコンタクトレンズを用いても矯正できないことをいいます。一旦視力を育ててしまえば、その後視力が落ちても眼鏡等で矯正できるので、弱視とは異なります。
弱視は小さいうちなら治療で治る場合もあるので、心配な場合は放っておかずに眼科に相談してください。


その他、放っておいてはいけないものをお話いただきました。
眼の位置が寄り眼の場合は自然に治るケースが多いが、外側を向いている場合は絶対に自然に治りません。
1ヶ月以上目やにや涙が続いたら、眼科に相談する。
遠視はピントが合わせられない病気。眼の位置がずれていると感じた場合は眼科へ相談してください。


■質疑応答
Q 転んで目の辺りをぶつけた場合、眼科に連れていったほうがいいですか?
A 平地で転んだ場合は大丈夫だが、角にぶつけた場合は一応眼科に行ったほうがよい。目の中が切れた場合は痛みもないし外から見てもわからないので。


Q プールに入ったら目を洗わせた方がいいですか?
A 洗ったほうがよい。真水は乾燥するので、ホウ酸水又は子供用ロートを洗い流すくらいしてあげる。家でプールに入った場合も洗った方がよい。


担当:153期の中村さん


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